このうち、「変革」については、
①事業ポートフォリオの再定義による「収益基盤の再構築」
②自動化推進、国内生産回帰を軸にした「ものづくり改革の深化」
③「生産拠点の再編・統廃合」による製造コスト力の変革を目指します。
一方で、「成長」では、
①IoTプラットフォームサービス事業への展開による「DXビジネスの進化」
②「With/Afterコロナに向けた新規商材・新規販売チャネルの拡大」
③「資本コストを意識した投下資本効率向上、ROE向上」に挑戦します。
既存事業の収益基盤を強化していく「変革」と新規商材と新規事業の創造によって成長事業を拡大していく「成長」を両輪として、サステナビリティ経営とESGの進化に取り組んでいきます。
経営方針・中長期的な経営戦略
<重要戦略>
「 サービス提供型事業の創出 」
◆プロダクト(自動化、帳票、メインフレーム)については、情報システム部門へのシステム運用業務に集中し、社会基盤を支えるお客様への高付加価値サービスを持続的に提供する体制を構築する。
◆プロダクト事業で培った自社開発製品の強みを活かし、所有型と利用型双方の顧客ニーズへの対応を図る。また、そこからサービス提供型事業を創出し、安定的な収益源としての成長を実現する。
「 カテゴリ別戦略によるクラウドサービス事業の拡大 」
◆クラウドサービスの種類を、
① IT活用クラウド 「ITの活用や合理化を支援」
② 事業推進クラウド 「ビジネスの成長に不可欠なサービスの提供」「業種・業態別の共通プラットフォームの創出」
③ ソーシャルクラウド 「データサイエンス事業の拡大」「社会課題解決型事業の確立」
以上の3つに分類し、カテゴリ毎にユニークなクラウドサービスを創出し、サブスクリプションモデルによる成長を実現する。
「 新たな事業セグメントに対応したグループ機能の再編 」
◆グループの事業セグメントを以下の3つに再編し、環境変化のスピードと多様化するマーケットに適応する事業体制の下、事業を推進し社会課題の解決を図る。
「 プロダクトサービス 」中期的な収益基盤としてグループの成長投資を支える源泉を担う。培ってきた強みを深化させDXの環境下での顧客ニーズへの対応力強化と事業効率の追求により、新規事業開発のリソースを創出する。
「 中長期成長戦略 クラウドサービス 」これまでの事業で比率の高かったIT課題解決領域から事業課題、社会課題解決へと領域を拡大することで、新しい市場でスケールするビジネスモデルを構築する。将来の事業の柱として確立するためにリソースを集中し、収益基盤としての成長を目指す。
「 プロフェッショナルサービス 」データ・プロセス・サービスの3つのマネジメント領域における強みと専門性でプロダクトやクラウドサービスの顧客価値を高める役割を果たし、第2の成長エンジンとして機能させる。コンサルティングからサービスの導入支援、システムインテグレーション、アウトソーシングまでのワンストップ提供体制を確立する。
「 企業価値向上に向けた経営基盤の強化 」
◆在宅勤務、フレックスタイム、副業解禁など、多様化する働き方への対応を通じ、生産性の向上、文化創造とコミュニケーション活性化、人財投資とエンゲージメントの向上を図る。
◆グループ各社の間接業務のシェアード化、共通業務の統合システムの導入などを通じて、グループ業務効率の向上を図る。◆実効性あるコーポレートガバナンスのもと、効率的な経営により企業活動のパフォーマンスを上げ企業価値を向上させるための体制構築を通じ経営基盤の強化を図る。
中長期成長戦略
- Glorious Excellent Company
- 長期ビジョン「住友電工グループ2030ビジョン」
- 中期経営計画(22VISION)
- コーポレートガバナンス
中期経営計画(22VISION)
Glorious Excellent Companyの実現に向けて
住友電工グループは住友事業精神・住友電工経営理念を経営の基本的な価値軸とし、ありたい姿としてGlorious Excellent Companyを目指しています。22VISIONにおいては、当社の強みである「自動車」「情報通信」「エレクトロニクス」「環境エネルギー」「産業素材」分野における多様な技術・製品群を活かすことで新しい価値を創造し、従来同様「モビリティ」「エネルギー」「コミュニケーション」の3事業領域と、更にはそれらが重なり新しい社会ニーズが生まれる領域を中心に、よりよい社会の実現に貢献していくことを目指します。
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